辻村史朗の油絵 | Oil painting by Shiro Tsujimura
辻村史朗の油絵の世界をご紹介します。当代を代表する焼物を生み出す辻村史朗はかつて、画家を志していました。焼物を初めて以降もその情熱は衰えることなく、数多くの作品を製作しています。様々な油絵をご紹介します。
The world of oil paintings by Shiro Tsujimura. Shiro Tsujimura is the most prominent potter in our history though, his dream was to be a painter in his young days. After he has started his creation with fire, his passion for paintings never disappeared and has created a lot of oil paintings. This pages introduce his various paintings.
辻村史朗の油絵 | Oil Painting By Shiro Tsujimura
幼い頃から絵描きになることを夢見ていた辻村史朗
焼物を始めてからも、描き続けることはやめませんでした。油絵の作品点数もかなり多く、小品から大作まで様々描いています。70歳を機に、長年描きたいと思っていた、抽象画の制作も始め、かみ屋でも多数ご紹介してきました。土壁のような、また焼物のような、不思議な画面。若き日に描いた作品から、現在の作品まで、多岐に渡る辻村史朗油絵の世界をご紹介いたします。
辻村史朗と「裸婦」の絵
油絵でも墨絵でも多くの裸婦を描いています。辻村さんに話を伺うと、「美大を目指していた頃から毎月必ず裸婦のデッサン会通って、スケッチの練習続けてるんよ」。50年以上にわたって、鍛錬を重ねる辻村史朗の裸婦。無駄な線はなく、必要最小限の線で色っぽい女性の姿が描かれています。かみ屋の中でも最も人気の高い油絵のシリーズです。
抽象画
「70超えたら、抽象画初めても誰も文句言わんやろ」
70歳を過ぎ、以前からやりたいと思っていた抽象画の制作をはじめました。「抽象画は絵描きの領分。自分は焼き屋」そんな思いから遠慮していたそうですが、十分なキャリアを持って、満を持して抽象画を描きはじめます。焼き物で使用する土を油で練って、しっかりと下地処理したキャンバスに塗り込みます。土が油のツヤを吸い取って、マットな仕上がりになっています。土壁のような、絵のような。不思議な画面をお楽しみください。