紙研究所 | Paper Lab
かみ屋独自の紙研究が行われている研究所のご紹介。
Introduction of Kami Ya’s paper lab where we research and develop our own paper.
紙研究所
紙研究所では、伝統的な「かみ」の生産に関わる様々な研究をおこなっています。多くの伝統的産業が直面している通り、日本の伝統的紙産業も担い手が年々減少しています。技術の継承が課題であることと同時に、生産に必要な「道具」もその作り手が少なくなっています。ある時代の特定の「かみ」を生産するためには、その「かみ」の成り立ちに合った道具を準備する必要があり、どのような道具を使っていたのかということは、そのままその紙の性質にも現れてきます。
スダレづくり
紙を漉く際に最もよく目にする機会がある道具の一つに「スダレ」がありますが、日本のスダレはカヤを使用しています。カヤを山で採集し、長さを整え、並べて作られています。並べられたカヤは、天然のお蚕さんが生み出す美しい絹糸で編まれています。今では、天然のカヤや絹糸を手に入れることが難しく、紙研究所では独自に採集と生産をおこなっています。
R2 事業再構築